Juan Deagの元ネタ
最近ではあまり見かけませんが、2014年にCS:GOシーンを追いかけていたひとなら一度は「Juan Deag」という単語を見たことがあると思います。
当時、海外のCS:GOコミュニティにおいて大人気のミームとなりました。
配信でDeagleだけで1万キルを目指す24時間配信が現れたり、NiKoのDeagleのネームタグがjuaNikoになっていたりしました。
「Juan Deag」とは一般的にデザートイーグルでヘッドショットの1発で敵を倒すことを指します。
しかし、当時は誰も翻訳しなかったので日本人の多くはこの元ネタを知らないと思います。
何故かふと思い出したので、6年近く経ってしまいましたが紹介します。
2014年7月28日、redditにとある質問がされました。
タイトル「どなたかJuan Deagの伝説について教えてくれませんか?」
内容:
私の友人がJuan Deagについて話してくれました。
どうやら彼はCS1.5/1.6時代のメキシコ系アメリカ人の中でもトップのCSプレイヤーだったようです、ローカルLAN大会で起きた”出来事”(友人が使った単語)までは。その”出来事”以来、彼は現れなくなりました。
私がその出来事について聞くと...その出来事について話した人々は数週間悪夢を見る、失踪する、家族が亡くなるからと教えてくれません。
最初に言っておきますが、そんなことは馬鹿げた話で、私は信じていません。
しかし友人はレプラコーン(妖精)や幽霊、宇宙人、カルマを信じるタイプのようです。つまり、ビビリです。
弱虫な友人とは違うどなたかJuan Deagの全容を教えていただけませんか?
コメント:
最初に彼の実際の名前はJuanDiego Montoyaで、DIAF(Die in a Fire、焼け死んしまえ)やFOH(Flowers of Happiness、幸福の花)というチームに所属していたんだ。
彼がシーンに姿を現したのは俺が働いていた南カリフォルニアのLANだった。こいつがその場所に歩いて入ってきたのを覚えてるよ。「歩いて」と言ったけど、実際には宙に浮いているように見えた。
...
彼は「話す」ことをあまりせず、顔の表情でコミュニケーションを取った。
こいつはカウンターに歩いてきて、LANの全日パスと4杯のキムチ、アリゾナアイスティー4缶を買って、俺のことを見て「Valar Morghulis」と言った(「言った」と言ったけど実際には言語を使わなかった)
...
これはマジで奇妙なんだけど、1週間前、うちがホストした5000ドルLANのスポンサーが俺に、子供が現れてその大会に1人だけのチームで参加できるかと聞いてくるかもしれないと話していた。そのスポンサーはそいつが「Valar Morghulis」と言ってきたらルールに関わらずワンマンチームで登録するように言ってきたんだ。
最初の試合はJD(俺らの中で彼のことを知る人はこう呼ぶ)はインフェルノをプレイした。彼はテロリストのラウンド中をずっとスポーンに座り込んで、CTに14-0のスコアを許した。
15ラウンド目、彼はその試合で初めて買い物をした:デザートイーグル、HEグレネード、アーマーなし。
すると彼は足元にHEグレネードを投げ、HPを半分まで削ると、
「やあ。俺はJuanDiego Montoya。お前らは俺の兄弟を殺したな。死ぬ覚悟をしろ」とチャットを打った。
次の瞬間彼はバニホでTランプを駆け上がり、ラダーに登り、midのAWPer2人をDeagleで瞬殺し、バニホでモグラに降りてバナナを詰めてきた2人を1タップで倒した。弾は残り2発、彼は空に向かって1発撃つと「VALHALLLLLAAAAA(ヴァルハラアアアアア)」と叫び始め、ボイラーから移動しようとしていた最後の敵を倒すためmidを詰めた。
この最後の敵はM249のリコイルパターンを完璧にマスターしているプレイヤーとして知られていた。彼の名はJohnny Rで、M249の約97%の反動を制御できた....そしてその時彼はM249を持っていたんだ!
JDはmidが詰めると同時にJohnny Rもボイラーから出てきた、Johnny RがM249に持ち替えると今までに見たことがないぐらい最高のM249スプレーを始めた、100%の精度でJDの頭を撃ち抜いた。
そしてその”出来事”は起こった。
少数のCSプレイヤーのみが知っていることだが、1.6ではアンチリコイルが可能だった。基本的に、敵が入力したリコイルパターンに対して1ピクセルも狂わずに反対に移動すれば、ゲーム自体がその弾の判定を”ブロック”した。
Johnny RのM249のメイン弾薬は空となり、100%の精度でリコイルコントロールをした。JDもまた100%アンチリコイルをしたんだ。マジでヤバかった。
すると、Johnny Rの「カチッカチッカチッ」って音が聞こえて、JDはナイフからデザートイーグルに切り替え、(アンチリコイルのためにナイフを持っている必要があった)最後の弾でJohnny Rを1タップで倒した。
会場は7秒間静まり返った。とても長く感じたよ。誰もが言葉を発する前に、何かが原因でラウンドが終わってないことに気づいたんだ。JDの後ろ、モグラに何かがスポーンしてた。画面が白く光っててそれが何なのか正確に説明できない..けどJDの画面には王笏を持った悪魔のような生物が見えた。JDはリロードする必要があった、その悪魔は彼に向かって走ってきた。JDはバニホ or ナイフを取り出して逃げたりせずに「JAB JAB FORWARD JAB FIERCE」とコンソールで全て大文字で打った。
全員の画面が真っ暗になり、5回点滅し、元に戻った。
JDはいなくなった。マップが何故かde_dustになり、テロリストスポーンにテロリストの死体とチェストが落ちていた。俺はすぐにチェストを回収し、数年間隠し持ってた。ある日、CS:GOオペレーションキーでそのチェストを開けてみようと思ったんだ。するとDeagle Diego Hellfire(ユニークタグ、ドロップ不可、ルート不可、トレード不可、貸し出し不可、スクリーンショット不可)が手に入った。
以上となります。
質問者も回答者もこの投稿が初めてとなっているので、このネタをするためだけにアカウントを作ったものだと思われます。
まさかここまで浸透するとは思わなかったでしょうね。