マウス用パラコードケーブルについて
お久しぶりです。
今回はマウスのMODとして最も簡単であるパラコードについて紹介します。
そもそもパラコードとは?
パラシュートコードの略で太い紐の中に(今回使うものは)7本の細い紐が入っています。
重いものを吊り下げるのにも使われていて軍事用にも使われます。
マウス用のパラコードの起源とは?
明確に誰が起源なのかはわかりませんがパラコードブームの火付け役となったのはCeeSa氏で間違いないです。
動画のアップロード日から推測すると2015年7月頃(?)から1本18ユーロ(約2300円)で売るようになって今では/r/MouseReviewで頻繁に話題になるようになりました。
パラコードの構成
このパラコードの中に含まれている7本の細い紐を取り出し、その代りにマウス用のワイヤー4本を通したものです。
本来マウス用のケーブルは5本(Power(赤), Ground(黒), Data+(白), Data-(緑), Shield(黒))のワイヤーからできています。
しかし、基本的にパラコードではShieldを使用せず、他4本のみで作っています。
シールドは電磁ノイズの干渉を防ぐために存在していますが、それと同時にマウスケーブルを固くする原因となっているためです。
パラコードのメリット
- マウスを動かしたときにケーブルの引っかかる感じがなくなる
- ケーブルが軽くなり、マウスの重みが減る
- ケーブルの色が自由に決められオシャンティーになる
このようにパラコード化することで無線に近い操作性を得ることができます。
デメリットは前項パラコードの構成で述べたシールドがないことによる電磁ノイズの干渉の可能性ぐらいです。
簡易版パラコードと通常のパラコードの違い
※簡易版パラコードというのは私が勝手に命名しただけなので人によっては呼び方が異なる場合があります。
簡易版パラコードと通常のパラコードの違いを簡単にいうと使ってる材料の違いです。
また、簡易版パラコードは通常パラコードの90%程度のしなやかさでマウスを動かしている間はあまり違いはわかりませんが品質に差があります。
簡易版パラコードは以前配信でも紹介した通り既存のマウス用USBケーブルを使ってパラコードを作ります。(詳しい作り方は動画参照)
一方、CeeSaが作るようなパラコードはこのリンク先のようなシリコン被覆のワイヤーが使われています。
自分で作る場合はこのワイヤー以外にもUSBオスコネクタ、圧着端子、PHコネクタ、はんだなどの材料を自分で買う必要があります。
また、半田ごてや圧着ペンチ、ニッパー等の道具も必要になり自分で作るには敷居が高くなります。
日本での購入方法
上記で述べたように個人で作るには敷居が高いです。
ところが、既に完成していて自分でケーブルを交換するだけで済むものが
HID-Labs(@hid_labs)様より販売されています。
交換方法もサイト内で詳しく説明されていて初めてのひとも安心です。
サイト:
HID-Labs製のパラコードマウスケーブル(右)と、標準的なマウスケーブル(左)の比較動画です。
— HID-Labs (@hid_labs) 2018年11月11日
圧倒的に柔らかいことがわかると思います。 pic.twitter.com/XdVZ1eSIiP
おわり。